バルコニー日和

のんびりと過ごす日々のよしなしごと

お墓参りのたのしみ

お彼岸が近いので夫の両親とお墓参りへ。

 

夫と結婚してよかったことのひとつが、夫の両親との出会いでもあります。

わたしが直接連絡をとったりすることはないし、会っても別に話がそこまで盛り上がるわけでもないのだけど。

両親がとにかく仲良しでほほえましいのです。

 

いつも冷静だけどお茶目な義父と、少しおっちょこちょいで可愛らしい義母。

ひとりっこの夫がのほほんと優しく育ったのはこのご両親のおかげなんだなぁ、というのがよくわかって、見ているだけでほのぼの一家。

 

この人たちと家族になれてよかった、と会うたびに実感します。

 

そんな夫の両親とのお墓参り。

 

墓地のまわりには石材店がいくつもあり、我が家にも決まったお店があります。

夫がこどもの頃はごく普通の石材店だったらしいのだけど、現在の社長になってからおしゃれに改装して一角をカフェに。

花壇にはお花をいつも綺麗に植えてあってとても綺麗。

卓球場もあったり、マルシェもときどき開催しているようです。

 

婚約後、最初にお墓に連れて行ってもらったとき、その石材店で桶を受け取ってお花を買ったのですが、石屋さんのイメージとぜんぜん違ってあんまりにもおしゃれで驚いたものです。

 

夫の家族はそれまでカフェのほうに立ち寄ったことはなかったようでしたが、カフェ好きのわたしが行きたがるので、いまでは毎回お参り後にお茶するように。

 

地元の養鶏場の卵を使ったシフォンケーキや

おいしいパン屋さんのパンを使ったトースト、

黒豆茶やはちみつバナナシェイクなど

おしゃれなだけじゃなくてどれもおいしいです。

 

土日限定のフルーツシフォンサンドも楽しみのひとつ。

ランチ前なのに食べたくて、家族でシェアしたりも……。

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お墓参りをしてカフェに行って、両親とランチが最近の定番です。

 

つぎのお墓参りも楽しみ。

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タカラヅカ母娘珍道中

6月の終わり。

宝塚歌劇を観に、兵庫まで遠征しました。

 

高齢で足が不自由、口は超達者な母と、母よりも体力が無いわたし、のんびりやの妹との3人旅。

 

20年以上前にはしょっちゅう遠征し、夜行列車や夜行バスもへっちゃらだった私たち。

というより、当時はわたしが一番ダメダメで、夜行列車でたどり着いた後に駅のベンチで眠ってしまい、母たちに置いて行かれたことすらあるくらい。

 

わたしひとりでも、仕事終わりにふと思い立って新幹線に飛び乗って宝塚に向かい、着いてからゲストハウスに転がり込んだり。

それはもうハマっていたものでした。

 

そんな日々も、安寿ミラさん・天海祐希さん・真琴つばささんなどのご贔屓を見送ったあとは、憑き物が落ちたかのよう。

すっかり宝塚を観なくなってしまいました。

母がずっと契約していた宝塚専門チャンネルで、お芝居やショーをたまにいっしょに観る程度。

 

が、2017年。たまたま観ていたショーで礼真琴さんを見つけて以来、宝塚熱が再燃!

 

それから何年もすぎ、礼真琴さんが星組のトップスターとなってはや3年。

東京公演は欠かさず劇場まで行っていたものの、大劇場はずっと行っていなかったのですが。

今回の公演はチケット難になりそうだったし、母たちを久しぶりに本拠地連れて行ってあげたかったのもあって、22年ぶりのムラ遠征を決行したのです。

 

今回の旅は京都駅からバスで向かうプランだったので、まずは京都駅へ。

JR京都伊勢丹にある『はしたて』の開店時間に合わせ、11:00ちょっと前に到着する新幹線で京都に降り立ちました。

 

母の足を考えると駅構内のお店くらいしか行けないなと思ったことと、京都に行くと必ず立ち寄るほどお気に入りのお店なので、母と妹にも食べてほしいなと思ったのが、ランチにこのお店を選んだ理由。

開店前から行列ができていましたが、無事20分ほどで席に着くことができました。

大好きな鯛の胡麻味噌丼、変わらずおいしかったです。

母も妹も大喜びで、妹はおみやげに調味料なども買い込んでいたくらい。

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兵庫に向かうバスの中でも生八ツ橋(おやつが欲しいと母が言うので購入したもの)などを食べつつ、22年ぶりの宝塚大劇場へ!!

 


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宿泊は母リクエストの宝塚ホテル。

“夢の続き“がコンセプトのこのホテルは、内装も宝塚大劇場にそっくり。

かつては武庫川を渡った先にありましたが、劇場の隣に移転してきたことで、より「夢のつづき」感を感じられる空間になっています。

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チェックインを済ませたら、いよいよ観劇の時間。

今回の演目『1789』は、宝塚ファンにはおなじみのフランス革命がベース。

アントワネットやロベスピエールなどの歴史上の有名な人物ももちろん出てきますが、主役は名もない農夫の息子、ロナン。ひょんなことから革命に身を投じていく中で、貴族の娘のオランプと身分違いの恋に落ちます。

バスティーユ陥落までを描いているので、ベルばら履修者的には(これ、どこかにオスカル様がいるやつ……?)と思ってしまったりもしますが、多分いません。

 

今回の公演で異動する瀬央ゆりあさん(礼さんの同期)のアルトワ伯、

退団してしまう有沙瞳さんのマリー・アントワネットなどの脇を固めるジェンヌさんたちも

みんなぴったりの役柄で、何より我らがトップスター、礼さんの素晴らしいことと言ったら。

ヅカファン歴が一番長い母(観劇歴60年以上)にすら「こんな上手い人見たことない。しかもかわいい」と言わしめる実力と魅力で、夢のような3時間を過ごせました。

 

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初日の翌日から生徒さんたちの体調不良による休演期間があったこともあり、現地まで行っても観られないことも覚悟していたので、無事観られたのも感無量でした。

 

観劇後はソリオ宝塚で夕食。

足の悪い母を気遣って「どうする?何か買ってこようか?」と聞いたら

「え、やだ。おいしいもの食べに行くわよ!」と即答されたので、ソリオまでの800m弱、手押しカートと杖でがんばって歩いてもらいました。

ふだんはちょっとした買い物でもすぐ車椅子に乗りたがるのに、今回の旅行ではかなり歩いていた母。萌えは強しです。

 

しまっているお店も多かったなか『蕾』という定食屋さんを見つけて入店。

とてもやさしい味付けの手作りのお料理が美味でした。

ほくほくのコロッケ、また食べたいなぁ……。

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おなかいっぱいになったあとはホテルに戻り、まさに夢心地で就寝しました。

 

ぐっすり眠れたせいか、いつも朝ねぼうのわたしも翌朝は6時過ぎに起床して朝の武庫川をおさんぽ。

(見ず知らずの方に四つ葉のクローバーを突然いただくという出来事も)

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この日は決まった予定もないのでのんびりと。

宝塚大劇場でおみやげを買ったり、公演限定のランチコースをゆっくりいただいたり、『歌劇の殿堂』で歴代スターの展示を観たり、シャンシャンを持って写真を撮ったり。

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22年ぶりの花のみちは記憶よりもずっと木が大きくなっていて、周囲のお店もだいぶ変わっていましたが、武庫川の流れと大劇場の景色はあの頃のままでした。

(ファミリーランドはなくなっていたけど……)

 

「琴ちゃん(礼真琴さん)が在団している間にまた3人でいっしょに来ようね!」

と約束して宝塚を後にしました。

 

母の足を気にして乗換時間にヤキモキしたり、いろいろと調べまくったり。

大変なこともあったけど、無事行けてよかった!

夫の悪夢

夫はふだんあまり夢を見ないほうですが

時々「わーびっくりした。悪夢見た……」と言って飛び起きることがあります。

 

その“悪夢”、本人は本気で焦っているようなのですが、いつも訳がわからなくておもしろいのです。

もっとも、夢なんて大抵訳わからないものといえばそうなのですが。

 

今まで聞いたなかでも一番訳がわからなかった“悪夢”は、

住んでいるマンションのバルコニーにタンクローリーが飛び込んできたというもの。

 

バルコニーに面した寝室でいつものように寝ていると、窓の外をいきなりタンクローリーが爆走していたのだそう。

しかも、そのタンクローリーはそのまま突っ走り、バルコニーの柵をつき破って1階まで一気に落下したのだとか。

 

「え、それって乗ってた人は?」と夫に聞くと

「ぜんぜん無事。なんかあざやかに着地してた」とのこと。

 

勝手にバルコニーを走って柵を破壊された事にさすがに怒った夫。

バルコニーで育てているお花も当然ぐちゃぐちゃになってしまったので

(ツッコミどころはそこじゃない気もするけど……)

1階に無事着地して一息ついているタンクローリーの運転手に向かって

「何するんだお前ー!」と怒鳴ったのだそう。

 

すると、タンクローリーの運転手(強面の男性だったらしい)は

「上の階の人に聞いてみろ!!」と怒鳴り返してきたとのこと。

 

「ええっ、上の階の人が!?」と上を見上げた夫。

 

「……って、うち最上階じゃん!!」

 

そこで目が覚めたそうです。

 

「いやー、ほんとにびっくりしたよー。夢でよかった」

と夫は真剣な顔で話してくれたのだけど、どう聞いてもコントにしか聞こえず。

しかもオチまでちゃんと付いているのがすごい。

 

だいたいこんな内容ばかりなので、夫の“悪夢“を聞くのがいつもちょっぴり楽しみなのです。

次はどんな小噺……ならぬ、悪夢の話が聞けるでしょうか。

 

 

 

 

 

当てが外れて休日カフェ

公園を臨む純喫茶でチャイを飲む日曜の朝。

 

本当は朝イチで駅ビルまで化粧品を買いに来たのですが、営業時間を間違えていて、まだ開店していなかったのです。

 

駅ビルの他のお店は10時開店が多いのに、まさかのわたしが行きたいエリアだけ、11時開店だったのでした。(ファッションとか化粧品とかのエリア)

 

仕方がないので急遽スマホで検索して、近くにある喫茶店へ。

朝食は食べてきたのでモーニングにはしなかったのですが、

モーニングメニューを見るとチーズトーストやツナトースト、ホットケーキなどと並んで『カニぞうすい』の文字が。

ぞうすいとサラダのセットみたいです。

 

気になりすぎるので次回はこれを食べてみよう。

 

今回は『生姜チャイ』にしてみました。

まだまだ30℃超えの日々が続いているとはいえ、ほぼ一日中エアコン漬けでからだが冷え気味なので。

 

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チャイはスパイスたっぷりであつあつ。

優しい味わいでした。

 

こげ茶色の内装も、控えめに流れるクラシックも心地よくてゆっくりくつろげるお店でした。

 

お昼から予定があるので11時前には出なければならず、予定していた買い物はできなかったのだけど、うっかりミスのおかげでいいお店に出逢えました。

 

目の前の公園をすこし散歩してから帰ります。

 

🔳お店メモ

場所:錦糸町駅から徒歩5分

 (…も、多分かからない)

店名:COFFEE HOUSE Dalicup

営業日・時間:9:00〜18:30

市川の夏2023

千葉県市川市に越してきてはや3年。

 

コロナ禍に越してきたのでイベント類は中止が多く、今年の夏は待ちに待った4年ぶりの再開がたくさん!

おかげでたっぷり楽しむことができました。

 

筆頭は、8月上旬に江戸川の河川敷で行われた花火大会。

去年も晩秋の成田まで花火を見に行き、もこもこに着込んで楽しんだものですが、地元の花火大会がないという一抹の寂しさはあったのでした。

ようやく!!と感慨ひとしお。

 

場所取り解禁後すぐに夫婦で河川敷に向かい、

この日のために購入した大判のレジャーシートでいそいそと場所取り。

(ペグがなくて困っていたら近くで場所取りをしていた方にいただくという幸運も!)

 

美容室で浴衣の着付けを終えて市川に戻ると、ふだんは落ち着いた街なのに、歩くのも大変なくらい道路に人が溢れていて驚きました。

ここぞとばかりにいろんなお店が露店を出していたので、よく行っているお店のポテトなどを追加で購入したりも。

 

事前に張り切って買っておいたビールなどの飲み物、近所のお店に注文しておいたオードブルといっしょに、河川敷で花火を楽しみました。

 

今年は風がとても強くて、そう遠くない松戸の花火大会は中止、板橋では火事も起きてしまったそう。

わたしたちが陣取った場所も打ち上げ場所に近かったことと、風向きの関係か、強風に煽られて花火の灰のようなものが時折降ってきていました。

燃えなくてよかった……。

 

歩いて行けたはじめての花火大会、忘れられない思い出になりそうです。

花火師さんへの感謝を込めて終了後に振ったスマホライトの波も綺麗で感動。

 

花火大会以外にも、市川真間の真間川で行われる灯籠流しやほおずき市も4年ぶりに再開。

こちらもやっと再開されて嬉しかったです。

 

灯籠流しは特に幻想的でした。

花火大会とは逆に、風がほとんどなかったせいかなかなか灯籠が流れてこなかったけど、その分ゆったりと楽しめました。

念願だったので嬉しくて、いつまでも見ていられました。

 

市川の夏、やっと満喫できた気がします。

 

来年の夏もいまから早くも楽しみです!

新緑の仙台③るーぷるで半日観光

 

emilinbalcony.com

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の続きです。

 

仙台で一泊した翌朝。

夫はホテルの部屋で深夜まで仕事の続きをしていたので、起きたのはちょっと遅め。

宿泊したドーミーインは温泉付きだったので、朝風呂に入ってからホテルのビュッフェで朝食を取ることにしました。

 

海鮮にほたるいか(好物)、笹かまなど仙台らしいものが並んでいて充実しています。

夫もこのホテルの朝食ビュッフェはお気に入りみたい。

おやつを食べるのを見越して朝食は控えめにしようと思っていたのに、すっかりおなかいっぱいになってしまいました。

 

この日は12:30過ぎには仙台駅を出る新幹線に乗る予定。

朝食を終えた時点ですでに朝9時を回っていたので、自由に使える時間は約3時間ほどです。

わたしは仙台の町は4回めなので駅周辺の観光地はひととおり行ったことがありますが、夫は出張で幾度となく来ていながら、一度も観光をしたことがないとのこと。

るーぷる仙台という周遊バスを利用して短時間でささっと観光をするのがいいのでは、と仙台駅のるーぷる乗り場に向かいました。

るーぷるは茶色のかわいらしい車体で、車内では観光アナウンスも流れています。仙台の主要な観光地を網羅しているし、週末は約20分間隔で運行しているので仙台観光にはとっても便利。

一回乗車で260円、一日乗車券が630円なので何度も乗り降りするなら一日乗車券がお得です。

 

今回わたしたちは時間の関係から瑞鳳殿と仙台城に的を絞っていたので、一回券で乗車してまずは瑞鳳殿のバス停で下車。

バスを降りてからだいぶ歩きます。

数年前に来た時もるーぷるを使ったはずだけど、こんなに歩いた記憶がなくて「こんなに遠かったっけ?」と途中でへこたれそうになってしまいました。

 

しかもずっと坂道! 歩きやすい靴で来てよかったです。

 

それにしても、ほんとうに新緑がきれい。

 

伊達政宗公の霊廟である瑞鳳殿をはじめ、伊達藩主の方々の霊廟がいくつも並んでいます。

霊廟の周りには殉死した家来たちの供養塔もありました。

こんなに立派できらびやかなお墓……すごいなぁ。

 

さて、誰が言い出したのか、瑞鳳殿にはスケート靴に見える石畳があるらしく、羽生ファンの聖地のひとつになっているらしいです。

 

言われてみればたしかにスケート靴みたい。

 

もう一度るーぷるに乗って、次は青葉城(仙台城)を目指します。

2022年の地震で一部通行止めになっているということで、途中からシャトルバスに乗り換え。

無事、政宗公の騎馬像が佇む仙台城址にやってきました。

 

仙台の町を一望できてとても清々しい場所です。

伊達武将隊の伊達成実さん(伊達政宗のいとこ)もいらっしゃり、「それがしが写真をお撮り申そうか」と気さくに声をかけてくれました。

わたしたちの写真を撮ってくれた後も、次々に観光客に囲まれていて人気者でした。

わたしも甲冑着てみたいなぁ……。

 

仙台城からまたシャトルバスに乗り、青葉山公園にある五色沼へ。

羽生くんが「週末仙台」という冊子の企画で訪れたこともある、日本フィギュアスケート発祥の地です。

いまも冬になるとスケートができるくらい厚く凍るのかな?

 

ここまで来たらせっかくだし、と、国際センター駅の羽生くんパネルも見にいきました。

パネルの前では大学生くらいのたくさんの観光客が同じポーズをしてはしゃいでいて、写真を撮るタイミングを見計らうのが難しかったです。

 

国際センター駅の2階はひろびろとしていて、前日行ったカフェモーツァルトの支店もあります。

テラスでお茶をしてから仙台駅に戻ることにしました。

 

ずんだ餅と紅茶のセット。

 

仙台駅までは地下鉄で戻ってもよかったのですが、昨日わたしがダテバイクに乗って楽しかった話をしていたので夫も乗ってみたくなったらしく、国際センター駅のポートから仙台駅までダテバイクで向かうことにしました。

docomo-cycle.jp

 

どうせなら新緑をたっぷり目に焼き付けながら帰ろうと、昨日と同じ道を通って、定禅寺通り経由で仙台駅まで。

昨日通ったきれいな新緑の道を、夫といっしょに走れて楽しかった!

 

仙台の締めくくりは牛たん。

駅ナカの牛たん通りで「テイクアウトOK」と書いているお店に飛び込んで焼いてもらって、ほかほかの牛たん弁当を手に新幹線へ。

改札前にあったずんだ茶寮でちゃっかりずんだ餅も購入して、ずんだ納めも抜かりなく。

 

あっという間の仙台旅。

朝市や松島にも足を延ばしたかったし行きたかったカフェもまだまだあるのだけれど、また今度のお楽しみに取っておきます。

今度は牡蠣の美味しい季節に行くのもいいな。

新緑の仙台②みちのくせんべいとカフェ巡り

カフェモーツァルトアトリエをでて、ダテバイクに乗って再度走りだします。

気候がちょうどよかったこともあって、ほんとうにいくらでも走れる気分!

 

定禅寺通りに向かって自転車を走らせている途中、こぢんまりとしつつも綺麗な神社を発見しました。

仙䑓大神宮(せんだいだいじんぐう)というところ。

 

中に入ってみると、美しい花手水がありました。

いや、手水舎ではなくて水鉢なので、花手水とは言わないのかな?

いずれにしてもとても綺麗です。

 

お詣りを済ませてから社務所を覗くと『水みくじ』がありました。先ほどの水鉢に浮かべるというものです。

おもしろそう、とさっそくチャレンジ!

 

綺麗に生けられたお花を崩さないように、おみくじをそっと水に浮かべます。

浮き出てきた文字は「吉」。

大吉ではなかったけど、前向きなことばかり書いてあってポジティブなおみくじでした。

厳しい語り口のおみくじよりもこういう優しいほうが好き。

 

ふと気になって入ってみた神社でしたが、思ったよりも素敵な場所で満喫できました。

 

その後も、深呼吸したくなるほどの新緑の空気のなか、定禅寺通りへ向けてダテバイクを走らせました。

 

広瀬川沿いの西公園には大きなこけしのオブジェが。なんとなくシュール。

 

こけしの向こうにはSLもありました。

 

そんな西公園を過ぎたらもう定禅寺通り!

みちのくせんべいで有名な『賣茶翁(ばいさおう)』は定禅寺通り突き当たりをすぐ脇に入ったところにあります。

 

どら焼きも美味しいと聞いて気になっていたのだけれど、残念ながら売り切れ。

もともとのお目当てだった『みちのくせんべい』をいくつか購入しました。

薄い麩焼きのお煎餅に波照間産の黒砂糖をコーティングした、ほんのり甘い上品なおせんべいです。


かつて(コロナ前?)はイートインもあったらしいのですが、いまは持ち帰りの販売のみのようです。

 

無事みちのくせんべいを購入した後は仙台メディアパークをちょっと覗いてから、定禅寺通りのけやき並木の緑に見惚れつつ勾当台公園方面へ。

 

仙台の客先で仕事をしている夫との待ち合わせは夜の20時。

まだ時間があるので、あといくつかカフェをはしごすることにしました。

 

まずは『甘味処 彦いち』。勾当台公園の程近く、細い路地を入ったところにあります。

レトロ感あふれる店内が素敵!

カフェモーツァルトでキャロットケーキを食べてしまってお腹がまだ空いていなかったので、ここでは昆布茶のみいただきました。

 

カフェのはしごその3は定禅寺通り沿いに戻って『カフェ・ド・ギャルソン』へ。

階段をのぼって店内に入るとおしゃれでアンティークな空間が広がります。

店内の雰囲気や家具がものすごく好み。

 

定禅寺通りを見下ろせる窓際席で、カモミールティーを飲んでしばしまったりとしました。

 

居心地がよすぎてついつい長居しそうになりましたが、日が暮れるにつれてだんだん気温が下がって寒くなってきたので(やはり東北だけはある……)一度ホテルに戻って上着を取ってきたかったのと、夫との待ち合わせ時間までにどうしてもあともう1店舗行きたかったので、後ろ髪を引かれつつも1時間足らずで退店。

ふたたびダテバイクを走らせて仙台駅前のホテルまで戻り、上着を一枚羽織ってまた勾当台公園までやってきました。

 

カフェ巡りの最後に向かったのは『ホシヤマ珈琲本店』。

仙台では有名な高級珈琲店で、なんでも数多くの名品カップからその人の雰囲気に合ったものを提供してくれるのだとか。

ダンディな店員さんに出迎えていただき、カフェオレを注文。

わたしのカップはマイセンのピンクのばらでした。とっても可愛い!

置いてあるカップ類は素敵なものばかりなのでどれでも嬉しいのだけど、こんな可愛らしいカップだとより嬉しさが増しますね。

 

ホシヤマ珈琲を出てようやく仕事を終えた夫と合流し、友人におすすめしてもらったお店のひとつ『無垢 とうや』に向かいました。

人気のお店らしく、20時からしか予約が取れなかったのですが、夫の仕事が終わるのがギリギリだったのでちょうどよかったです。

 

お店の真ん中に大きなキッチンカウンターがあり、調理しているところが見えて注文する前からワクワク。

果たして、何を食べてもおいしかったです!

 

湯葉やかつお炙りなどのお造りはもちろん新鮮でぷりぷり。

仙台といえば!の定義山の油揚げもいただけて感動しました。

(たしか羽生くんも好きなんですよね、定義山の油揚げ)

 

山菜とホタテの天ぷら。香ばしくておいしかった!

 

名物だという仙台牛の炙り寿司。

口に入れるととろけます。「頼んでよかったね!」と夫もほくほくでした。

 

おなかごなしにホテルまでの道を歩いて帰り、ホテルの部屋でデザートに村上屋餅店のづんだ餅。(食べ過ぎ)

づんだ餅も期待に違わぬおいしさでした!

 

どのお店もとてもよかったので、また仙台に来る時は再訪したいなぁ……。

 

一泊し、翌日はお昼ごろまで仙台にいられるので数時間だけ観光をすることに。

③に続きます。