上総中野は無人駅です。
生まれてはじめてのいすみ鉄道!
一両編成で、後ろから乗り込むと整理券の機械あり。
降りるときは前方から。運転手さんの席の横にある運賃箱に代金を支払います。
車内はボックスシートでした。車内にお手洗いもあってとっても便利。
小湊鐵道と比べるとレトロ感は少なくて、線路を通るバスといった雰囲気でした。
今回私たちが乗ったのは『いすみ300形』のよう。
車両の種類がいくつかあるようなので、他のタイプに出会ったら印象もまた違うのかも。
大原までまっすぐ行ってそのまま帰ることもできますが、せっかくなのでどこかで観光したくて大多喜駅で途中下車することにしました。
大多喜といえば大多喜城が有名ですが、今回は市場が開かれているという情報を得たので『大多喜ハーブガーデン』へ!
駅からタクシーを呼んで5~6分くらいかな?料金は1200円くらいでした。
大多喜ハーブガーデンでは毎月第1・3日曜日に『あつまんべ市』というマルシェが開かれ、焼きたてのピザやスィーツ、ガラス工芸にドライフラワー、占いなどなどたくさんのお店のテントが園内に並ぶのだそうです。
園内はハロウィン仕様!とってもかわいい。
お買い物も楽しいけど歩いて回るだけでもわくわくします。
全天候型のガラスハウスなので雨の日でも安心。
何よりここのレストランがとっても美味しかったのです!
セルフサービスのフードコート式レストランなので注文するときはちょっと並びますが、並ぶ価値あり。
私が頼んだのは『コイバジ』。バジルが風味豊かでびっくりするほど美味。
公式HPの説明文によると
自社農園産フレッシュバジルでつくるバジルペーストがとても爽やか。 地元のいすみ米からつくった米麺との相性も抜群です。 『コイバジ』キャッチフレーズの「濃いバジルにきっと恋する」のとおり、 濃厚なバジルソースに驚いてください。
とのことです。濃いバジルにきっと恋する、でコイバジなんですね!
たしかに恋しちゃいそうなおいしさでした。
ハーブたっぷりフライドポテトもおいしくて手が止まりませんでした。
飲み物は私が『ハーブジンジャーソーダ』、夫がバタフライピーとラベンダーの『実験?ブルーソーダ』を。
『実験?ブルーソーダ』はレモンをしぼると色が変わります。
(夫はどうやらバタフライピーが好きみたい。よく頼んでいる気がします)
ハーブガーデンを満喫したあとはもう一度タクシーを呼んで、駅前の観光案内所で地図を貰って城下町散策へ。
江戸の雰囲気を濃く残す歴史のある建物が並んでいます。
『釜屋(旧江澤邸)』さんはなんと明治9年(1 876年)建築だそう。
土蔵造りの商家で、お庭にはお稲荷さんも奉られています。
屋根にある壺は火事が起きたときの防火用としてお味噌を入れていたんだそうです。
骨董屋さんにアンティークショップなどもあり、短い時間では回りきれないくらいでした。電車の時間がなかったらもっとゆっくりしたかった!
家でお留守番のれもんちゃんが気になっていたこともあり、城下町散策は小一時間で切り上げて大多喜駅へ。大原行きの列車に乗って家路につきました。
途中の国吉駅で数年前にムーミンを見た記憶があり楽しみにしていたのですが、残念ながらなにもなし。
調べると、なんと2019年1月末で駅にあったムーミンショップが閉店。駅看板やホームにいたムーミンたちもその時に一切いなくなってしまったんだとか。ムーミン好きなのでちょっぴりショック…。
<今回の旅>
今回は宿泊したこともあり復路は宿の方に上総中野まで送っていただけましたが、小湊鐵道といすみ鉄道は上総中野でつながっているので、一日でぐるっとひとまわりすることも可能です。
次は紅葉か、菜の花の綺麗な季節に来てみたいです。