バルコニー日和

のんびりと過ごす日々のよしなしごと

宝塚星組観劇〜RRRと、ヴィオレトピア客席降り事件

大好きなトップスター、礼真琴さん率いる宝塚歌劇団星組公演を観に日比谷まで行ってきました。

昨年の夏に『1789』を観に行って以来の東京宝塚劇場です。

忘れもしない、昨年の8月15日。その日は1幕が終わった時点で急遽休演となってしまい、呆然としたまま有楽町を彷徨ったというかなしい思い出があります。

楽しみにしていた舞台が途中で中断してしまった残念さももちろんだけど、それよりも、何が起こったのかわからなくて心配な気持ちの方が大きくて。

 

今回の公演は、大ヒットインド映画を宝塚用に潤色した『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』とショー『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』。

 

礼真琴さんが前回の1789を終えてから少しの間休養を挟んだこともあり、今回のRRRの大劇場公演にわたしが足を運べなかったこともあり。

約半年ぶりの生の舞台なのでわくわくが止まりません。

 

11時からの公演なので、軽く遅めの朝ごはんを食べていくことに。

ありがたいことに、同行の友人さとみさんが帝国ホテルのパークサイドダイナーを予約してくれました!

 

パークサイドダイナーで朝食といえば個人的にはパンケーキ一択。

ですが、パンケーキだけではバランスが悪いかな、とサラダも注文することにしました。

メニューに載っていたサラダは2〜3名分とのことで、1名分の量のミニサイズをオーダーしました。ドレッシングはバルサミコに。

 

そして、念願のパンケーキ!

かつてパークサイドダイナーがユリーカという名前だった頃から大好きなパンケーキです。

パンケーキもホイップバターもふわっふわ。

メープルシロップをたくさんかけていただくのがお気に入りです。

お肉も食べたくて、トッピングにハムも追加。(食欲旺盛)

最初にハムとサラダを食べてから、わたし的メインのパンケーキに挑みました。

いつ食べてもおいしい。

 

パークサイドダイナーは最近いつも並んでいるので、予約してくれたさとみさんに大感謝です。

 

さて、ゆっくり朝食をとった後は東京宝塚劇場へ!

今回は阪急交通社でチケットを取ったので、チケットカウンターで引き換えて劇場内へ。

受け取ったチケットを見ると、1階後方席上手側の席でした。

「後ろのほうの席だったね、ごめんね」

などと言っていたのですが、この席が神席だったことに気づくのはもう少しあと。

 

いよいよ、待ちに待ったRRR開演です!

わたしはオリジナルのインド映画は見ていないのですが、テンポよくお話が進んでいってダンスもたくさんで華やか。

すごいらしい、と噂に聞いていたナートゥダンスは想像以上に圧巻で、もっと長く見ていたかったくらいです。

 

こっちゃん(礼真琴さん)の歌やダンスは、これまでも最高だったのだけど、見るたびに上手くなっている気がします。途中の拷問シーンでは鞭打たれ芸が上手すぎて、本当に鞭が当たっているみたいでハラハラしてしまいました。

 

相手役のなこちゃん(舞空瞳さん)演じるヒロインのジェニーもお人形のようにキュートだし、2番手の暁千星さん演じるラーマもかっこよくて存在感抜群。

極美慎さんが演じるジェニーの婚約者ジェイクも、お人好しの優男感がなかなかでした。

 

RRRを堪能したあと、幕間ではオヤジギャグ炸裂の公演デザート『甘な〜とぅをご存知か』を冷やかしたり、すみれ色(ヴィオレトピア色?)のノンアルコール公演ドリンクを飲んだりして過ごしました。

 

 

休憩後はショー『ヴィオレトピア』。

宝塚110周年にちなんで、110年咲き続ける舞台に魅了された者たちが集う場所、ヴィオレトピアを描いたショーらしいです。

全編通じて不思議な印象だけど、なんとなく引き込まれるショー。

 

そして! 事件は中詰の「リストマニア」の客席降りで起こりました。

わたしたちの席は1階21列の上手側の端(向かって右)でした。

ちょうど通路が目の前にあるので前の席の方の頭なども気にならず、後ろだけど見やすいしお手洗いも近くていいね、と言っていたのですが。

 

なんとこの席、客席降りでスターさんたちが前を通る場所だったのです!

しかも、下手側からやってきて曲がる角だからか、ちょっとゆっくり通ってくれる場所。

 

暁さん、こっちゃん、なこちゃんの順番でこっちに向かってくるのが見えてびっくりしていたら。

おそらくわたし、無意識のうちにアワアワして両手を広げていたのかも。

こっちゃんがわたしの手をきゅきゅっと2回ほど軽く握って、颯爽と通り過ぎて行ったのでした。

 

最推しに、ステージの最中に手を握ってもらえるとは。

……その後の記憶がちょっと抜けてしまったくらい衝撃的でした。

 

同じ呆然でも去年の呆然とは天地の差。

 

舞台が終わってからもしばらく放心状態で、我に返ってからはひたすらその話だけをし続けるという面倒な人になってしまったのでした。

 

惜しむらくは、客席降り以降気もそぞろでせっかくのショーの後半をじっくり観られなかったことです……。

千秋楽のライブ配信や、近日中に発売される円盤でじっくりと堪能しようと思います。