北陸紀行2の続き、2日めです。
本当は兼六園のなかで朝食をとるつもりでお店を予約していたのですが、『地震の影響による観光状況が回復しないため、通常営業しないことになった』旨の連絡があり、残念ながらキャンセルとなってしまいました。
金沢は地震の直接の影響は少なく、観光客も少しずつ戻ってきていると聞いていましたが、わたしたちが行った3月上旬にはまだ戻り切っていなかったようです。
ホテルで朝食を取ることも考えたものの、せっかく近江町市場にも歩いて行ける距離だし、市場内で朝ごはんを食べようか!ということで、わたしにしては珍しく早起きをすることにしました。
6時半ごろ目を覚まし、窓の外を見るとちらつく雪。
温泉でからだをあたためてから、部屋に置いてあったステンドグラス模様のビニール傘を差してホテルの外に繰り出しました。
粉雪が舞う幻想的な金沢城公園のほとりを10分程度歩いて近江町市場へ。
幸いあまり人も多くなく、ねらっていたお店はどこも入れそう。いつも行列ができている『もりもり寿し』もすぐに案内可能とのことだったので、お寿司にすることにしました。
のどぐろ入りの北陸握り5点盛りに、さらにのどぐろ炙りを追加。
(この旅ですっかりのどぐろ好きになりました…!)
朝からたっぷり、海鮮三昧です。
食べ終えてお店の外に出るとすでに10組ほどの行列ができていました。
タイミングもちょうどよかったようです。
市場のなかをしばし散策してから、行ってみたかった東出珈琲店さんへ。
近江町市場を出てすぐの場所にあります。
9時の開店ちょうどくらいに行きましたがほぼ満席で、カウンターに案内されました。
「奥から詰めて座ってくださいね」とも。さすがの人気店です。
ブレンドと、絶品と噂のプリンを注文。
それにしても本当にわたしはプリンが好きです。
コーヒーもプリンもまろやかな味わいで、とっても美味しかったです。
お店の雰囲気も落ち着いていてゆったりとくつろげました。
書いていたらまたプリンが食べたくなってきました……。
金沢に来たらまたぜひ行きたい喫茶店です。
ホテルまで歩いて戻り、チェックアウトまでまだ時間があったのでまた温泉に。
お湯がまろやかだし浴場も綺麗なので、ついつい何度も行きたくなってしまいます。
お風呂上がりにはラウンジに寄って、ウェルカムドリンクチケットで加賀棒茶をいただきました。ウェルカムドリンクと言いながら、チェックイン翌日まで使えるのが嬉しいです。
ラウンジで扱っている和菓子は知る人ぞ知るという、完全予約制の『吉はし』さんのもの。
金沢ではお茶席などで登場することが多いそうです。ガイドブックで読んでからずっと食べてみたい!と思っていたので和菓子も注文。
3種類から選べたので「野あそび」という名前のつけられたお菓子にしました。
つい先程プリンを食べたばかりなのに、優しい甘さでとても美味しく、あっという間に完食。
金粉が振りかけられた加賀棒茶とも相性抜群でした。
12時のチェックアウトまではお部屋でのんびり。
以前は、旅行先では1秒でも多く観光したくて朝ごはんもそこそこに動き出すことが多かったのですが、この頃はチェックアウトまでこうしてのんびり過ごすことが多いです。
自分で選んだ素敵なお宿に泊まることが増えて来たからかもしれません。
お部屋に備え付けてあった『周辺散策マップ』を眺めながら、これからどこを回るかを夫と相談。
15時の電車で金沢を出て氷見に向かうので、ランチを含めて実質2時間半ほど。
あまり欲張らず、兼六園をのんびり回ってごはんを食べることにしようか、ということになりました。
その4につづきます。