恐竜に会いたくて福井まで行ってきました。
ところが。
旅行の直前、階段を踏み外して足を怪我してしまいました。たいしたことはないと思っていたのですが、足首の靭帯を痛めてしまい、数週間は杖生活に。体重をかけると痛むため、旅行中は車と車椅子にお世話になりっぱなしでした。
ずっと雨模様でしたが、歩きたがりのわたしも大人しくせざるを得ず、かえってラッキーだったかも。
福井は恐竜で有名なだけあり、新幹線の駅を降り立つとさっそく恐竜のオブジェがいくつも。ワクワクを抑えつつ、まずは早めのお昼ごはんです。福井名物のおろしそばに焼き鯖をのせたお蕎麦でお腹を満たしました。

鯖はふっくら、おそばはざっくりとした素朴な味わいでとてもおいしかったです。
その後はどしゃぶりの雨の中、夫が借りてくれたレンタカーでドライブしながら、早めに宿泊先のあわら温泉へ向かいました。
途中、福井県歴史博物館に立ち寄ると、思った以上の昭和レトロ!昭和30年代の街並みが再現されていて、駄菓子屋さんや懐かしのお茶の間、巨人の星が掲載されているマガジンなど、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえました。昔の花柄ポットや家具調のテレビなど、一周回ってオシャレなものばかりで、つい欲しくなってしまいます。

さらにクラシックカーの展示や、縄文時代からの歴史も学べて、入館料はなんと100円。福井県太っ腹です。
有名な東尋坊にも行ってみました。雨が小降りになってきたので、駐車場から少し歩き、東尋坊を見下ろせるカフェへ。どんよりした曇り空の東尋坊は、火サス感が増して、なかなかの雰囲気です。

今日の宿はあわら温泉の「清風荘」。予約したときは怪我をする前だったので、広々した露天風呂が楽しみでしたが、杖をついてよろよろでも大丈夫かな、と少し不安でした。
15時ちょっと前に到着すると、広いロビーはチェックインする宿泊客でいっぱい。ロビーの椅子に案内され、番号が書かれた紙を渡されました。飲食店でよくある、スマホで待ち時間が確認できるシステムです。待っている間は駄菓子やドリンクがセルフサービスで楽しめ、ポップコーンやお菓子を手に子どもたちがはしゃいでいました。ファミリー利用にぴったりだな、という印象です。
順番が来ると、スタッフの方が椅子まで来てくださってそのままタブレットでチェックイン手続き。カウンターまで行かなくていいのは助かります。お部屋までの案内もしてくれて、至れり尽くせりです。
今回のお部屋はベッドと和室が分かれたタイプ。ベッドルームにはソファも備え付けられており、シンプルながらモダンで明るい雰囲気。
畳でごろごろもできるし、ソファでまったりもできるし、ベッドもふかふか!
とてもくつろげる空間でした。


ひとしきりごろごろしたら、せっかくなので温泉へ。渡り廊下を歩いていると、外はまたも土砂降り。早めに宿に来てよかった!

男女入れ替え制の檜の露天風呂『木漏れ陽の湯』と、北陸最大級という庭園露天風呂の両方に行ってみました。包帯やサポーターを外す手間はありましたが、手すりもあったしお湯の中はふつうに歩けるのでまったく問題なし。
特に庭園露天風呂は、途中まで屋根があるので、雨の景色を楽しみながら入浴できます。
身体がほてってきたら岩の上に腰かけたりして、いつまでも浸かっていられました。
温泉でじっくり温まった後は夕ごはん。劇場型ビュッフェが有名なお宿ですが、わたしたちは個室でいただける懐石料理を選びました。
②につづきます。