バルコニー日和

のんびりと過ごす日々のよしなしごと

宝塚推し活生活のフィナーレ

2025年8月10日。

長かった宝塚歌劇ファン(通称ヅカオタ)生活に終わりを告げました。

 

学生時代に親の影響で好きになった宝塚歌劇。

数年間ののめり込み期を経て、当時の贔屓(推し)の退団をきっかけに、さっぱりと離れて10数年。

 

2016年、たまたま親と観ていた宝塚専門のCSチャンネルで星組のショーをやっていて、可愛くて歌がやたらと上手い男役さんを発見。

この人誰だろう?と気になったのがきっかけで、パルシステムの貸切公演に応募。無事当選して10数年ぶりの宝塚再デビューを果たしたのが2017年の『スカーレット・ピンパーネル』でした。

 

歌の上手い可愛い人、の名前もわからないままの観劇でしたが、観始めたらすぐに、その公演から2番手になった礼真琴さんだとわかりました。   

 

もともとは可愛らしい顔立ちながら、超低音のかっこいい歌やダークヒーローも似合う。

歌も声も、これまで聴いてきた中でわたし的には宝塚最高レベル。

 

前の方の席だったこともあり、舞台化粧の香りがするほどの近距離で美声とキレキレのダンスを浴びて、一緒に行った母ともども、すっかりファンになって帰ってきたものです。

 

それから8年。

昔みたいに全力で、というほどではなく、毎公演、東京公演を数回観られたらいいかな、という程度でしたが、欠かさずに舞台に通って応援し続けてきました。

2019年、ついにトップスターになった時は嬉しかったと同時に、辞めてしまう日のカウントダウンが始まったなぁ…と寂しい気持ちにも。

 

コロナ禍で舞台が観られなくなったり、いろいろなアクシデントはあったものの、東京公演はもちろん、母や妹、友人と大劇場にも何回か行くことができました。

 

退団公演は大劇場に2回遠征。

東京公演も数回観られ、最後に生で観劇したのは宝塚愛が手厚いことで有名なコンバース東京の貸切公演。号泣しつつも幸せな気持ちで、2度と足を踏み入れないかもしれない東京宝塚劇場を後にしたのでした。

 

前楽と千秋楽はそれぞれ配信と映画館で鑑賞しました。千秋楽は入り待ちで朝から雨に打たれたりもして、帰りは日付が変わる頃。

 

疲れ切ったけど、8年間の推し活、楽しかったなぁと今更ながらに振り返っています。

この間、友人も同じ礼さんのファンになってくれたり、新しいファン友達ができたりもして。

 

いまはまだ寂しい気持ちが勝っていますが、それなりにいい推し生活だったのではないかなと思います。

 

でもしばらくは虚無……!