バルコニー日和

のんびりと過ごす日々のよしなしごと

爪先の楽しみ

夏の間、サンダルの時期になるとフットネイルを楽しんでいます。

 

10代の頃からネイルが好きで、月一ペースでネイルサロンに通っていました。

そのころはフットはほぼせず、ハンドネイルばかり。

 

ジェルネイルが隆盛になる前はマニキュアだったので、サロンでは事前会計が必須。しっかり塗ってもらったマニキュアが乾くまでには相当な時間を要するので、終わったあとは何もさわれないのです。

 

不器用でがさつなわたしにとって、乾くまで何もさわってはいけないというのはとても辛いものでした。

カフェで時間を潰してその間に乾かそうと思っても、ついうっかりメニューの端に塗ったばかりのネイルをぶつけてぐちゃっとなってしまったり……。

お直しもしてもらえますが、サロンに引き返して直してもらったすぐ後に、また同じことを繰り返してしまった時の絶望感と言ったら。

 

サロンに行かなくても自分で塗れればいいのですが、不器用すぎてはみ出さずに塗れたことがほぼないし、アートなんて夢のまた夢。自分で塗るときは、粗が目立ちにくい淡い色かラメ限定でした。

 

そんなわたしにとって、ジェルネイルは夢のような技術。

終わった直後に何でもさわれるし、ストーンもしっかり埋められているのでそうそう取れたりしないし。

初めてジェルにした時の感動はいまだに覚えています。

 

爪が薄くなってしまったり、グリーンネイルになってしまったりして幾度かお休みも挟みつつも長年ジェルネイルを続けていたのですが、数年前ウクレレを始めてからはきっぱりやめて素爪のままに。

一度ジェルネイルをすると1ヶ月くらいは落とさないので、短めに整えてもどうしてもその間に爪が伸びてしまい、ウクレレが弾きにくいのです。

先生からも「爪は短い方がいいかも……」とやんわりと言われたこともあり、ハンドネイルはやめることにしたのでした。

 

その代わりに始めたのがフットのジェルネイル。手にはちょっと躊躇するような華やかな色でも映えるし、ハンドネイルよりも長持ちするので気に入っています。

冬場はブーツなどを履いてしまって足先を見せることがほぼないので、サンダルが大活躍する夏の間がメイン。毎回のようにかかとのケアもしていただいているので、かかとの見えるサンダルやミュールを履くのに抵抗が減ってきたのも嬉しい効果です。

 

ネイルってもともと自己満足の楽しみだけど、フットネイルってハンドよりもなお『自分のため』感が強いように感じます。

たとえ爪先の出るサンダルを履いていたとしても、足元は手元より見られる機会も格段に少ないし。

自分の視界に足元が入ったとき、ネイルがきれいだと自分自身の気分がいいんですよね。

 

最近はジムでたまにヨガレッスンに参加したりして夏以外にも足指を出す機会があるので、秋以降もフットネイルとケアを続けてみようかな……と検討中。

 

手の爪のほうはジェルネイルはやめたものの、ツヤツヤ感は欲しいので淡い色のマニキュアや艶出し用の美容液を塗ったり、時々はネイルサロンでお手入れだけしてもらったりしています。

爪を切るのが苦手なので(やっぱり不器用)たまにプロに整えてもらうと感動します。

 

ウクレレのレッスンに間があくときにでも、またハンドジェルネイルもやってみたいな。