春は私にとっていちばん慌ただしい季節。
そんな忙しさがひと段落したタイミングで『夢と魔法の国』ディズニーシーに行ってきました。今回は、10数年ぶりに訪れるという友人夫婦とのおでかけです。
コロナ禍を経て、システムも大きく変化。久しぶりにディズニーに行く友人たちにできるだけゆったり過ごしてもらいたくて、事前にプランを練りました。
来園10日前にキャンセル拾いでシー随一のレストラン『マゼランズ』のディナーを予約できたので、次は乗りたいアトラクションをDPA(アトラクションの有料パス)で取るべく、情報サイトとにらめっこ。
人気のアトラクションほど早く売り切れてしまうので、購入順やタイミングも重要なのです。
こうして計画を練るのも、行く前から旅が始まっているようで楽しみのひとつです。
開園待ちで疲れないように開園時間の少し前の到着を目指しましたが、9時開園の15分前に到着したものの、入園できたのは9時半近く。
大人気の『アナと雪の女王』のDPAはすでに完売……が、いちばんのお目当ての『ソアリン』は無事確保できました。
アプリでショーのエントリー抽選にもチャレンジ。『ビックバンドビート』は残念ながら外れ、ダンスプログラムの『ジャンボリミッキー』は当選!
さらに、当日枠で『ダッフィー&フレンズのワンダフル・フレンドシップ』のランチの予約もできました。これでランチ、ショー、ディナー、アトラクションーーという大まかな流れが整ってひと安心です。
ダッフィーのショーを待つ間、DPAの再販タイミングを見計らっていたら、なんと『アナと雪の女王』のDPAが復活していて、こちらも無事ゲット!
数年ぶりに見たダッフィーのショーは、以前より仲間が増えてにぎやかに。個性たっぷりなキャラクターたちが次々に登場して、目が離せません。
プレゼントのコースターはステラ・ルーといううさぎのイラストでした。

ランチ後「ちょっと物足りないかも」と思って、追いスモーキーターキーレッグ。小腹を満たしてから『アナと雪の女王』へ。
無事乗れた『アナと雪の女王』は、相変わらずの面白さ。端の席に乗っていたのでアップダウンのたびに水がかかってスカートが濡れちゃったけど、それもまた一興です。
その後は『シンドバッド』や回転木馬に乗ったり、『ジャンボリミッキー』ではステージ上のミッキーやミニーに合わせて座ったままダンスしたり。
メリーゴーラウンドでは、友人の旦那さんがいきなり♩フガフガー回転木馬に乗って〜、とよくわからない歌を歌い出してみんなで大笑い。(後で聞いたら、昔NHKで流れていた歌だったそうです)

ディズニーシーを一周する船に乗ったり、『水上のハニーハント』アクアトピアに乗ってくるくると水の上を回ったり。
ザンビーニのリストランテでは満開の藤棚の下でひとやすみ。藤の花の甘い香りも心地よく、目にも心にも優しい贅沢なひとときでした。

そして夕方、お腹が空いてきたところで『マゼランズ』へ。
コース料理はどれも独創的でおいしくて、メインに選んだ銘柄鶏はスパイス香る緑のペーストが絶品。思わず「おいしい…」と目を見張ってしまうほど。発酵バターとパンも絶品で、ついつい食べすぎてしまいました。

お店を出ると、空はすっかり夜の色に染まっていて、ちょうど水上ショー『ビリーヴ!』がスタートするところでした。
華やかなショーを人混みの隙間から堪能して、いよいよ最後のお楽しみ『ソアリン』です。
DPAでスムーズに入場し、空の旅へ。世界旅行の高揚感に包まれて外に出ると、花火が真後ろで打ち上がりました。
まさかのベストタイミング!

この日は『ジャンボリミッキー』も『ダッフィー』も最前列だったし、本当にラッキーな1日でした。
春の夜空を彩る花火に送られて帰路へ。
耳の形のポンポンがついたディズニー帽をシーを出る前にそっと脱いで、夢の国から現実に戻りました。